徳大寺実則内大臣絖本一行書山呼万歳之声肉筆合箱入明治天皇側近侍従長公爵西園寺公望の実兄

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◆作者：徳大寺實則◆作品：一行書(大幅)◆材質：絖本墨書(真筆作品)◆款記：「従一位大勲位公爵實則書」◆印章：「公爵之印」朱文単郭方印「大勲位公爵實則章」朱文単郭方印「小窗延月故人來」朱文単郭長方印◆内容：「山呼萬歳之聲」◆寸法：本紙152.6×66.6cm 総丈226.2×82.8cm◆付属品：合わせ箱〈甲書「従一位大勲位公爵徳大寺實則筆書絹本(ママ)」、蓋裏「大正天皇御即位式記念之書」〉◆状態：シミ汚れあり。折れ皺あり。表装汚れ箇所あり。
【德大寺實則(とくだいじ・さねつね)】天保10年～大正8年(1840－1919)徳大寺公純(1821－83)の長男として京都に生まれる。弟に西園寺公望(1849－1940、内閣総理大臣)・住友友純(1865－1926、住友家第15代当主)らがいる。文久2年(1862)権中納言に任じられ、国事御用掛となり、従二位に叙される。翌年、議奏に任じられたが、尊攘派公卿の一員として八月十八日の政変で辞官謹慎となる。明治新政府で参与、議定、内国事務総督を歴任。明治4年(1871)宮内省に出仕し侍従長に任じられ宮内卿を兼任。明治17年、華族令により侯爵に叙爵。明治24年、内大臣を拝命し侍従長を兼務、明治天皇の側近として崩御まで補佐。明治32年、従一位に昇叙。明治44年、公爵に陞爵。父の徳大寺公純は鷹司輔煕の長男(密子)で徳大寺実堅の養子となっており、實則は東山天皇の男系七世の子孫である。
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